いなかパイプ

双子卵の話

 現在、働いている参鍋養鶏場といなかパイプでクラウドファンディングに挑戦中です。よかったら応援よろしくお願いします!

【いなかをつなぐプロジェクト1】
平家伝説が残る四国の天空集落『切山』。奇跡の自然卵を次世代に継ぐ挑戦!
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 卵を割った時に卵黄が2つ入っている、いわゆる双子卵に出会った事はありますか?出会えると得した気分になれる卵ですが、普段は中々見つけられないと思います。

双子の卵

  卵黄が2つ入っているので、二黄卵(におうらん)とも呼ばれ、産卵を開始してから間もない若鶏が産む事が多いです。産卵初期の若鶏達は排卵のリズムがまだ不安定で、複数の卵黄が続けて排卵される事があり、これが二黄卵となります。

  実はこの二黄卵、養鶏場では簡単に見つける方法があります。

 卵の大きさは鶏の年齢によって変わり、若いウチは小さく、年を取るにつれて大きくなっていきます。そして二黄卵はとても大きなサイズの卵であることが多いです。なので「若鶏が産んだとても大きなサイズの卵」があれば、ほとんどが二黄卵です。

 毎日必ずというワケではないですが、1日1~2個ぐらいはこの条件の卵を見つけます。

  しかし、スーパー等に並ぶ卵はMサイズやLサイズがほとんどで、極端に大きな卵はほとんど出回りません。また、人によっては二黄卵を嫌がる方もいる為、機械で卵を選別している所ではパック詰めされないように除外され、お菓子やマヨネーズなどの加工品用にされています。

 もちろん二黄卵は病気などではなく、鶏達には普通の生理現象なので、食べても問題はありません。

  こういった理由から中々出会う事がないのですが、今回は実際に二黄卵を探してみました。写真の3つの卵は全て若鶏達のものですが、サイズが全然違う事がわかると思います。

 それぞれSサイズ、Mサイズ、LLサイズ相当になります。ちなみに、卵のサイズは大きさではなく重さで分類されるものなのですが、今回はわかりやすく大きさのみで話をしています。

  LLサイズの卵を割ってみると、予想通り二黄卵でした!

 濃厚卵白がちゃんと2つの黄身を守っているのに驚きました。

養鶏

 味はもちろん美味しかったです!そしてやっぱり得した気分になりました。

 こういった嬉しい出会いがあるのも、養鶏の楽しさの一つだと思います。